ジルコニアは主にコーピング、クラウン、ブリッジ及びインプランとのアバットメントに使用されるセラミック素材です。
生体親和性に優れ、均一性を保持しているため局所的な腐食が発生しません。
鋳造物に代わる安全性、信頼性の高い材料でインプラントの上部構造にも使用できます。
現在、歯科用ジルコニアは主にジルコニウム(ZrO2)をベースに微量(5%前後)の酸化イットリウム(Y2O3)を加えて半安定化させたものです。
この材料の超微粒子構造化学組成(0.3~0.5μm)により、優れた曲げ強度(1100~1200MPa)と破壊靱性(6-9MPa√m)をもたらします。
これらの材料性は高い強度と安定性が求められる症例に適する事を示しています